カテゴリ:古武雄焼( 5 )

判官贔屓

絵付の器が特に好きだす。

辻常陸展を終え、商品総入れ替えで既存の器を並べていた時に思いました。

上手い下手は関係無く、作者の分身がそこにあるなと感じます。

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松保窯 刷毛目双鶴文 向付 ¥1,260


前回の投稿から一変して土モノ。

見込みに鶴が二羽、佇んでいます。

かわいいぜ。

武雄の焼物も、もうちょっと認知度が上がってもいいのになぁと思いながら書いてます。

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褐色の土に白い化粧土をかけ側面には筆先でペトペト模様付けをしてあります。


ここで

「え?臥牛じゃん」

と思ったアナタ!

器が好きですね♪

全国の百貨店や高級店でたまに展示会もやってらっしゃる臥牛窯という窯元があります。

長崎県の現川町(うつつがわまち)で古くから焼かれている現川焼の窯元です。

臥牛窯の特徴としては、陶器なのに磁器並みに薄手に仕上げ

褐色の土に白い化粧土で刷毛目模様を入れてこれまた特徴の白鷺を描いております。


調べてみると実は現川焼のルーツは古武雄焼にあったそうで。

唐津焼と古武雄はほぼ同時期に同じ技術でスタートしましたが、茶陶として唐津が

一頭抜きん出てしまい、武雄焼はあくまでも「唐津焼の武雄一派」という寂しい地位に

なってしまったのですが、その武雄焼の技法を元に、となりの松浦藩で焼かれたのが現川焼です。

しかし江戸時代に勃興した現川焼は藩の財政難により50年で廃窯になってしまいます。

その現川焼を再興したのが臥牛窯となるわけですが、瀟洒な作りに付加価値を見出し

30年ほど前に一躍九州の陶器業界でスターになります。


また武雄焼が寂しい立場にwww


ほら、応援したくなりましたでしょ?


そんなこんなで閉店時間になりましたので、そろそろ筆・・・じゃなかった

キーボードから手を離します♪




うつわ屋ゆらり堂
〒814-0104
福岡市城南区別府1-5-3
電話・ファックス 092-822-2313
営業時間 10:30~19:00
水曜定休
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by yurai-dou | 2013-12-20 20:15 | 古武雄焼

千鳥足

スーパーど下戸な店主は千鳥足というのを経験したことがありません。

漫画に出てくる

①ネクタイを鉢巻にして
②Yシャツは片方はだけ
③手には寿司の折り詰めを持ち
④「うーぃ、ヒック」なんて言いながらヨレヨレ歩く

これらをクリアしたオッサンを一度でいいから直に見てみたいものです。

あの漫画に出てくる美味しそうな肉(ギャートルズ世代)と並ぶ、現実にあってほしいシチュエーションですね。


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松保窯 鉄絵千鳥汲み出し


なんとも可愛らしい千鳥。

とても1000年以上前から、日本でモチーフとして描かれていたなんてにわかには信じがたいですよね。

家紋などにも良く使われ、織田家家臣の猛将として知られる柴田権六勝家の家紋も千鳥です。

この千鳥は、鉄釉でさっと描いております。

見込み(中の部分)にもいますよ。

汲み出し(おゆのみ)とは書いてますが、ちょっと大きめに作られているので小鉢にしても良さそうです。


これは5客用意してます。

気になったらお早めに♪



うつわ屋ゆらり堂
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by yurai-dou | 2013-12-02 18:25 | 古武雄焼

鉄絵緑彩松樹文 飯碗

絵の久正敏さん

松保窯

とつけるくらい、古武雄の松絵にアツイ思いをこめている窯です。

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松保窯 鉄絵緑彩松樹文 飯碗


久保さんのお父様は、佐賀県窯業試験場(現佐賀県窯業試験センター)の研究員さん。

各窯元から、「窯の様子がおかしかっさーい(おかしいんだけどさー)」と駆け込まれたら修繕などの指導をしていたそうです。

釉薬の配合から窯の内部構造までを把握し研究する、いわゆる窯のドクター。

そんなお父さんと手をつなぎ、散歩しながら山の中で古武雄の陶片を拾い集めていた子供の頃の正敏さん。

自然に集まる古武雄の松の図案が自身のデザインにおける基本になっていったそうです。

窯のドクターのお父さんでも苦手なことが2つ。

ロクロと絵付。

科学や化学はプロでも、実技となるといつも困った顔をしていたそうです。
(想像するとかわいいw)

そこで、息子さんである正敏さんが、窯業科を卒業した後にロクロと絵付けの修行に愛知へ出ます。

数年修行して戻ってきてからは、親子で古武雄の代名詞でもある松樹文の絵付けを研究、復活させ、30数年製作し続けております。

その本格的な松樹文再興の力量は、九州陶磁文化館にも古武雄の復刻などの依頼をされるほどに。


そんな松保窯の松絵シリーズ、少量ですので、気になったらお早めにどうぞ。



うつわ屋ゆらり堂
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by yurai-dou | 2013-12-01 17:27 | 古武雄焼

緑釉櫛目文徳利

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松保窯 緑釉櫛目文徳利


陶土の上に白い化粧土をかけ、櫛で文様を入れ緑釉で焼成。

これを指でやったりもするそうですが、技術名としては総称して櫛目文と呼ばれております。


いいですよねぇ。

小さなお花を活けてもいいですし。

素敵ですよねぇ。


ぜひぜひお手にとってご覧下さいませ♪



うつわ屋ゆらり堂
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by yurai-dou | 2013-11-30 19:08 | 古武雄焼

武雄は温泉だけに非ず

一昨日、仕入れに行って参りました。

いつもの有田や波佐見に加え、今回は武雄にも足を延ばしました。

小田志焼窯元 松保窯

こたじやき、しょうほがま、と読みます。

最近、とある絵付けがされた器が物凄く気になってました。

今回初めてお伺いした松保窯さんは、その絵付けの器を昔から作り続けている数少ない窯なのです。

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鉄絵緑彩松樹文六寸皿


その絵付けとは、松の絵。

江戸時代中頃から生まれたデザインで、大坂、江戸から全国に普及し

異国の地、ルソンや交趾まで輸出されていたそうです。

各地のいわゆる民藝カテゴリの器に描かれている松の絵の元祖

といえば分かりやすいでしょうか。


小田志焼は、鍋島直茂に従軍した武雄領主後藤家信が陶工を連れ帰り小田志で起こし、保護した窯が起源となります。

系統から言えば、唐津焼グループに属し、骨董の世界では古唐津武雄や二彩唐津と呼ばれてます。

まぁスタートが同時で、技法も一緒だったので、茶陶で影響力のあった唐津に分類されてしまってるんですけどね。

鉄絵単色でざっくりとした絵付の絵唐津に、緑釉で色を加えて2色で描いてるのが特徴です。

2色だから二彩唐津。

分かりやすい。

この二彩で松絵を描く数少ない窯元(というかもしかしたらここだけ)が松保窯さんだったわけです。

そしてお話を聞きに行くだけだったはずが、あれよあれよと言う間に買い付けをしてしまったのでありんす・・・。

窯主さんもびっくりw

ちなみにこの写真の器は1点だけで、今後作る気は無いそうです。

それはなぜか・・・


また後日~♪



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by yurai-dou | 2013-11-29 18:05 | 古武雄焼


うつわ屋ゆらり堂 店長のゆらゆら日記


by yurai-dou

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